2004年の雑記へ

雑 記 (2003年) 10月〜12月

 キジバトの絵
ジョウ・ナイトウさんというイラストレーターさんが居ます。いつもは狼やヒョウなどの、リアルな動物を描いておられるのですが、 とある展示会で一枚のキジバトの絵を見ました。
その絵は「寒い朝」と言う題で、朝もやの中、まあるく膨らんだキジバトがそこにいるかのようにリアルに描かれていました。

ジョウ・ナイトウさんが50を過ぎて描いた絵だと聞き、私が50歳になった時、あんな絵が描ける人になっていたらいいなーと思いながら、しばらく眺めていました。
それまで、こつこつ続けよう。先は長いぞ。


 日曜日
12月21日、日曜日。
滋賀県で活躍する劇団Enfance Finieの舞台を見に行ってきました。
私の「ぬくもり」の絵をチラシに使ってもらった舞台です。実はイラストが先に出来てしまっていて、台本は絵にあわせて?作った形になってしまったので、どんなお話しがついたのかな〜と楽しみにしていきました。

その日は前日の雪も溶け、暖かかったので、小さな会場に人が所狭しと座っていました。
お話しは野良猫さんが主人公でした。まだ未熟な猫さんが、飼われていた鳩を捕ってきて、野良猫集会の場でみんなで鳩を分け分けして食べたのですが、鳩と一緒に飼われていた猫が「私の友達を食べるなんて!」と講義するというものでした。 その後、この飼われていた鳩を取る行為は野良猫の尊厳に反するのか?それとも正しいのかという論議になり。 とにかく猫は猫同士争いはしない、人は人を争う愚かな生き物だ…。争いを嫌う猫は生き続ける。という強引な?展開で幕を閉じました。

一時は「あ、あの鳩が…食べられちゃった」と、驚きを隠せなかった私でしたが(笑)全体には歌で進行して(つまりミュージカル)、とても楽しかったです。
最後に、Enfance Finieは、小さいけれど、戦争に反対して朗読会を企画していたりする意思の強い劇団です。 どこかで見かけたら応援してくださいね。


 ごんたくん
NHKの番組で「できるかな」というのがあった。何にも言わないパントマイムの「のっぽさん」とフゴフゴ話す「ごんたくん」の工作番組。
昨日、リサイクルショップで「ごんたくん」のぬいぐるみを見つけた。妹が「できるかな」が好きだったことを思い出し、買って帰ることにした。
何か思い出すかな…。家に帰ると早速見えるところに置いてみた。……反応なし。近くに持っていって「フゴフゴ」と言いながら口を動かして見せた。…やっぱり反応なし。表情も変えず私の顔をじっと見ただけ。あんなに好きだったのに?
記憶の底にあるけどシナプスが繋がらないだけなのか、それとも細胞が壊れてて、もう思い出すことは無いのかどっちだろう?

昔はDr.スランプ・アラレちゃんの歌を歌っていた妹。「あっられっれ〜、あれあれあれ♪」と歌うのがおかしくて笑ってしまった。疲れた顔をしていると「みっちゃん、にーっこりわらって」と言ってくれた妹。

もう歌うことは無いのかな。失った言葉を思い出すことは無いのかな?妹はもうすぐ26歳。希望は無いのだろうか?…おねえちゃんは悲しいよ。


 自分を分析
自分をよく知って、上手く付き合う。 これは長い目で見た目標です。どうも私はその辺が苦手のようだしね。いつか、ありのままの自分を好きになりたいから。

そんな私がやった自己分析の方法は、
 ●男脳女脳テスト。
 ●エコグラム。  
 ●ツキアイゲノム。など…。
「心理テスト」もたまにやるけど、あたりはずれがあるので、ほどほどに考えてます。

最近やったのはBBSにも書いた、「ツキアイゲノム」というものです。→キャラミル研究所
結果は「従順で冷めてる世話好きなお母さん」かな。んーそうかも?。こういうのは、家族とか、周りの人にもやって貰うといいと思います。私はエコグラムを両親にやってもらって自分の育てられ方に、ある法則を見つけました。
知っておくと、日々「なんで?どうしてそんな態度に出る訳?よくわからない」と悩みそうな事も、理由がわかるから、なんとなく諦めがつくんですよね。
2003.12.11


 こわい こわい
マイコプラズマ肺炎という病気が流行しているそうです。
何を隠そう、我が家にも患者がいるのです。
これはマイコプラズマという小さな生物が原因で感染する病気だそうです。
いやだな。うつりたくない。
と思っているのに…徐々に変な症状が。
咳が出る+物を飲み込むときに何か詰まった感じがする…。あぶない!(>_<;
ビタミンCを飲んで、心で免疫君を応援して、あとは気合だ!
「マイコプラズマさん、飛んでけー!!」



 自分探し
子供の頃からいつも家族の事ばかり考えてきた。
家族みんなのスケジュールが頭に入っていた。
心理テストで描いた自分の姿は、居間のタンスの上にとまって、
家族を見ているフクロウだった。

気がついたら「自分」が無かった。
「自分探し」をしよう。そう思ったのは数年前。
私は何が好きなんだろう。何がしたいんだろう。
自分の意思で決める。わがままを言ってみる。
そんなことを意識してみた。

ひさしぶりに描いた絵は、家の外を見ている小さな小鳥。
どこへ飛べばいいのか考えていた。

「自分探し」はまだ続く…


 ゆきむし
今日は、雪虫を見つけた。 雪虫の好きな私はとても嬉しい。
わーい、今年も会えた!って感じ。(笑)
「雪虫なんかめずらしくも無い」と言う地方の方には信じられない事でしょうが、こちら(関西)ではあまり見られないうえに、知ってる人も少ないのです。

今日の雪虫は、雨が降りそうな曇り空の下をふわふわと飛んでいた。 下からすくうようにして、手のひらに乗せてじっくりと見た。 体は黒いけれど、羽の下にふわふわした白く少し水色っぽくも見える綿をつけている。 綿といってもロウで出来ているから触るとつぶれてしまう。なので摘まんではいけない。
雪虫と出会うのは秋の終わり…いつも朝もやの中や、曇りの日のような気がする。

だけど、今年はあまり見かけないなぁ、
と言う事は、雪もあまり降らないのかな?(関西だもんね?)
2003-11-21


    ありがとう…
     あなたのおかげで、今日はとても素敵な一日でした。

 大きな怪獣
今日の妹は少し微熱があって興奮していた。発作も2日で10回ととても多い。その度に大きな声を出して全身をひきつける。手を固く握り汗をかいている姿は、本人も辛いだろうが見ている方も辛い…。
しかし今日の妹は、発作が収まるとケロッとして、また興奮して声を出したり、機嫌よく笑ったりしていた。 興奮している時の妹は目が離せない。いろんな物に手を伸ばし、落としたり倒したり移動したりする。
机の上には倒すとこぼれる物も多い。妹の為に入れてある飲み物を何度もこぼす。急須を倒してお茶もこぼす。 今日は何回、床を拭いたかな〜。(泣) 他にも妹は棚の中の物を端から全部出していく。タンスの上まで手を伸ばして、避難させているの物まで落としてしまうのです。取り入れたばかりの洗濯物でよだれを拭いてしまうし、洗ったお箸を束にして持っていって、部屋に落として回ってくれる。そういえば、椅子に後ろ向きに座ってひっくり返ってしりもちをついてしまった。妹は自分の頭をコンコン叩いて怒っていた。…近くにいるのに、見てるつもりなのに、いろんな事が起こる。1・2歳の子供が小さな怪獣なら、うちの妹は大きな怪獣です。
今日はそんな訳で、怪獣と戦っていたので疲れました。
また明日戦うために今日は寝よう…。


 クロ その2
クロクロは、朝、私の携帯の目覚ましが鳴ると、枕元に来て「起きるんでしょ?ね?ね?」と、私が座るまで、ぺしぺしと顔を叩いて起こしてくれる(嬉、泣)

私は体を引きずりながらクロの餌を入れる。クロが私を起こすのは、つまりエサくれコールなのだ。 エサを入れると一応すぐ食べ始める。それを見届けて私はトイレに行く。出て来ると戸の前でクロが待っている。 目が合うと「一緒に来て」とまた餌の前に連れて行かれる。 そして「見てる?」と私の顔を確かめながら、また食べはじめる、 私は「見てるよ」と言いながら、横についていなければいけない。
これが毎朝の日課です。

それにしても、なぜ食べるところを見ていなければいけないのかな?コミュニケーション?
「うちの猫もそうだよ」という方は、ぜひ申告してください。



 秋の遠足
今日は朝から良いお天気でした。妹も起きていて「こんな日に家にいるなんてもったいないね。どこかへ行こう」という話しになりました。時々そんな話しはするのですが、妹も他の家族も体調が良い。そういう日は少ないので、ボツになることの方が多いです。 でも「今日は絶対行くぞ!」と言う固い決意で、車を駐車場から家の前まで持ってきて何時でも出れるように待機していました。
結局、12時近くになったけれど、妹を着替えさせて出発! 私と父と母と妹と4人。即席で作った三角おにぎりとみかん、それと飲み物を持って、近くの山の上の広場へ行って来ました。
着くと近所の小学生も遠足へ来ていて楽しそうでした。空は雲ひとつ無く、ぽかぽかの芝生に座ると、とってもいい気持ちで、妹は時々寝転がったりしていましたが、少しの間、支えられながら、芝生の上をポテポテと歩いたりもしました。 他の3人は、交代で近くを散策。それぞれにいろんなキノコや木の実を見つけて来たので、帰る時には袋いっぱいになっていました。
そんな訳で、秋を堪能した数時間。青空の下で食べたおにぎりは美味しかった!また一人で行こうっと。 2003-11-14


 お気に入りの場所
自分にとってどこが一番落ち着くところか…これを持っているか持っていないかは、結構重要な問題です。家が一番落ち着くという人は幸せです。家の中でも特にここ、というものがあったりするのだろう。
私も家の中はリラックス出来る場所ではあるのだけど、時々家を出たくなります。家は誰かがテレビを見ていたりする。リビングは妹のビデオが絶えずついている。当たり前だけど家族の生活の音がする。頭が疲れている時かな…たま〜に「もう少し静かな場所へ行きたいなぁ」という気分になるのです。
そんな時に思いつく場所の一つは、図書館。自転車でも行ける場所に図書館はある。中へ入って一番奥の窓に向かって座るように置いてある椅子。そこに座る。そして本も見ないで外を見る。前には大きな窓があって外の木が見える。木の枝がゆらーりゆらーりと揺れている、それを眺めるのです。外に出たら耳のすぐ横で風の音がするかもしれない。でも部屋の中から見てる限り、とても静かな世界がそこにある。その方がいい。私はそこで、ぼーーーっと木の枝を眺める。


 どんぐり
 毎年、秋に散歩に出ると「どんぐり」を拾う。図書館の駐車場に大きな実のどんぐりが転がっていたので、今年はそれをいっぱい拾ってしまった。拾って何かするわけでもないんだけど、ポケットに入れて家に持って帰った。小さなお皿に入れて写真を撮ってみたり、赤い実と並べて玄関に飾ってみたり…。そうやって今年も、どんぐりと遊んだ。
 今、そのどんぐりをどうするか考えている。どこかに植えに行きたいなぁ…。かといって、勝手にその辺に植える訳にも行かないし、せっかくのびてきた頃に開発で壊されたら悲しい。日本にはどんぐり銀行と言うのがあるらしい。それもおもしろいなあ。でも香川県なんだ。どうしようかな〜
まーいいや。どこに植えるか決まるまで、しばらく育ててみよう。
杉ばかりの山では生き物は住みにくい、コナラやクヌギのある森を残したい。


 クロ
クロクロ「久露」は我が家で飼っている猫です。家に来てから、もう10年を過ぎました。

そんなクロのちょっと変なところ。
たとえば、気が付くと、こちらを見ているのですが、いつも柱の影から顔を半分だけ出して見ているのです。目が合うと 「にゃ」っと小さな声で鳴きます。また、リビングでみんながくつろいでいる時にはあまり入ってこないで、 人が少ない時を見はからって入ってきます。そして、アイロン台の下など、目立たないところでじっとしています。 「そんなところに居たの?」と聞かれると、少し目をそらしながら「にゃ」っと返事をします。
どうも目を合わせるのが苦手のようです。どうしてこんな風に育ったんだろう…(謎)

写真はよく撮ってあげるのですが、このとおり顔が黒いのでいいのがなかなか撮れません。(泣)
この写真は、ダンボールの箱の丸い穴から顔を出しているところを撮りました。

 晴耕雨読
「せいこううどく」いい言葉だなぁ。こんな風に生きたいなぁ…

 馬が来た
馬を買いました。お店で見て、ちょっと大きな買い物だなぁと思ったけど、やっぱり買おう!と決めました。と言っても、本当の馬さんではありませんよ。馬の形をした子供用の乗り物です。
色はピンク。高さは50センチぐらいかな。中に空気が入っていて、乗ると前に横にユラユラ揺れるのです。私が乗っても全然平気なくらい強い、これはいいかも。
何がって?、それは妹のリハビリです。乗っていると自然に足をふんばることになるし、バランスをとろうとしてしてしまう。遊びながら体力をつけるのに役立つかもしれない。
さっそく妹に見せたら、怖がらないで笑っていたので、第一関門突破。体を持ち上げて乗せてみたら、後ろにもたれようとして、そのまま後ろにひっくり返りそうになってしまった。なので、後ろから支えて私が背もたれになって数分間座った。 妹も自分でおかしな事をしているのがわかるのか、笑ってる。
よかった。なんだか、笑うことも忘れそうな毎日でこんな日があるとほっとする。
こうしてピンクの馬は家族の一員になった。

 介護の体験談
隣町の病院で痴呆の家族を介護してこられた方の体験談を聞きました。ご両親が痴呆になってからの生活の変化、それをどのように乗り越えてきたか、というお話しでした。
私の家には世話の必要な家族がいます。同じではないけど、話しを聞いていて役立つことがありました。
家族を愛情もって世話をし続けるには、疲れてはいけない。疲れたら愛情は削られて、悪くすれば憎しみに変わってしまう。そんな事にならないように、疲れないように、自分達の生活を守って、余裕を持って介護しよう。自分のことを後回しにして、犠牲にして働くのがいい家族のように見えるかもしれない。実際に世話が必要な人が家に居れば、周りの人は少なからずそうしているに違いない。でも、疲れてしまったらだめなんだよね。自分の仕事、好きなこと、リラックス出来る時間を大切にする。自分が元気でなくちゃご飯は作れない、お互いに毎日楽しく過ごす為に、愛情を持ちつづける為に自分を守る。そんな事をもう一度ちゃんと考えていこう。もう同じことを繰り返さないようにしよう…そう思った。2003 10

ずつう
私はどうやら頭痛持ちみたいです。最近も頭痛が長く続いている。数時間ならまだ耐えられるけど、数日続くとやっぱり辛い。(泣)
自分なりにいろいろ原因を考えた。やっぱりストレスかな?ずっと同じ姿勢でパソコンに向かってるしね、肩もこるよね。季節の変わり目って頭痛が起きやすいし。そういえばメガネの度が合っていないのかも?
ネットで「パソコン病」という名前を目にした。パソコン病かな?マイナスイオンが足りないとか…。電磁波が体に何か悪さをしてるとか…?? 電磁波って私の周りにどれくらいあるんだろう。気になったので、電磁波測定器と言うものを探してみたら2500円ぐらいで見つかった。早速購入して部屋中を調べてみた。
パソコンのモニター(CRTの場合)の前40cmは危険地帯。私は60cm離れた場所に座っているけれど、覗き込んでる時はあぶない。父の使っている液晶モニターは全然大丈夫でした。それと、スピーカーは約15cmが危険。ちなみに本体の周りは意外と安全でした。携帯は通話中が思いっきり危険。長電話はしたくないと思った。

あーそれにしても、頭痛の為に、メガネのレンズを交換して、電磁波測定器とマイナスイオン発生器を買って、マッサージに通って…。あーん!はやく人間になりたい!

自転車で土手を走った。
  白い鷺が川の上を私と同じ速度で飛んでいる。
   いっしょに並んで、空を飛んでいるみたい。 

 鳥のえさ台
冬になったら…すずめに餌をあげる。
これは毎年している事。 ヒエとアワを買ってきて、庭にまいておくと、たくさんのスズメが来てくれる。多い時には30羽ぐらいやってきて、ぴちぴち、じゅんじゅん、大騒ぎして食べていく。時には子連れで来て、口移しに餌を食べてる。その姿がとってもかわいい。
ところが、去年まで使っていたえさ台の支えの棒が腐ってしまったので、最近(2003.10)板やハギレを買ってきて、トンカントンカン、新しいえさ台を作った。小さいけど屋根もつけた。水のみ場も用意した。

スズメは一度覚えると毎年来てくれる。一羽、羽の曲がった子が来ていた、最初、まだ他のスズメが警戒していた頃、その子は一番早く飛んできて、一番長く粘って食べていくから、こっちもすぐ覚えてしまった。ちょっとハンデのあるその子はそうやって、他の鳥より悪い言い方をするとガメツクなることで生き延びてきたのかもしれない。その子は4年通って姿を消した。
また今年の冬、新しいスズメたちが来てくれたらうれしいな。

       2004年へ、つづく…
MICHIKO